ラソナはWeb制作会社だよ?
そろそろちゃんとした検証機(※)を置く台を早く買ってください。
※検証機とは古いバージョンのOSやブラウザでちゃんと動くかを検証するパソコンのことである。つまり、古いパソコンのことである!
簡単に買ってくれなんて言うんじゃないよ。
今の台だってまだまだ使えるじゃないか。
今の台って本棚じゃないですか!中途半端な高さで腰が痛いわ、不安定だわで安心して仕事できません!
それに一番背の高いところに置いてあるPCは使わせる気ないですよね?
わかった!そこまで言うならちゃんとした台を導入しよう!
我々は制作会社なんだから台くらい作れないと。最近流行ってるしね、ほら・・・
JUST DO IT!
それはナイキ社のスローガンです。
DO IT YOURSELF!DIYです。
概ね合ってるな。「ガタガタ言わずに自分でしろ!」って意味だよね?ほな
JUST DO IT! YOURSELF
どうでも良い事をこだわっていないで、台の作製お願いしますね。
あなたは前職が建築なのだからちゃんと手伝ってね。
制作の基本は段取り(準備)
世の中には「段取り八分、仕上げ二分」と言う言葉がある。
今回の段取りは「計画」と「下準備」だ。
まずは計画。
ラソナ沖縄事業所が在る沖縄県北谷町のアメリカンビレッジには「メイクマン」と言う県内最大級のホームセンターがある。
主に私からの信頼が厚く
「メイクマンで揃わなければ沖縄では手に入らない」
と言わしめた名店だ。ここで木材とビスの調達をする。
今回は幅23.5センチx長さ3.65メートルもある巨木から必要な部品を切断して、検証機を置く台を制作する。
この巨木をメイクマンのスタッフさんに切断してもらうためには、切断プランを書かなければならい。そこで建築士の資格を持つ黒川に、設計図と木材の切断プランを手伝ってもらった。
途中で
「AutoCAD使っていいですか?」
なんて、粋がった事を言い出した時はどうしたものかと思ったが、私の拙い設計図を基にせっせと計算をしている姿を見てマジリスペクト。ありがとう。
次は下準備
ここからが本番だ。
下準備は大きく別けて2つの工程がある。
1.木材のヤスリがけ
2.木材の塗装やニス塗り
これさえ終われば出来たも同然だ。
室内で作業をするので、養生をしよう。
因みに「ブルーシートの上に似たようなものを並べると警察の押収品みたいに見える」と言うライフハックを聞いたので試してみたが、並べる物のボリュームが不足しているのか、体育館で撮影しなかったせいか、タダのフリマっぽくなってしまった。どうやら研究が必要だ。
メイクマンの木材は初めからカンナがけ(※)が施されているので本来不要であるが、手触りと色の乗りにこだわりたいのでヤスリがけを行なう。
※木材を鰹節みたいに削る作業。
どこの家庭にもある電動サンダーを使用。万が一、電動サンダーが故障で動かない場合は角材にサンドペーパーを巻きつけて必死に削れば良い。
すでにカンナがけがされている木材なので240番で削っていく。強く押し当てずに優しく削る。
注意事項は音が大きいので、隣の部屋で会議をしている場合はやめておいたほうが良いだろう。
つぎは塗装だ。
ペンキを使わずに木目を活かし、大人っぽく仕上がるウォールナットのニスをチョイス。
このニスを3回重ね塗りすれば最高の色が出る。
ニスは6時間程度で乾くので重ね塗りは焦らず乾くのを待ってから。
なぜなら超細かい番手のサンドペーパーで研磨してから重ね塗りをするからだ。乾いた木材にサンドペーパーを掛けて光沢を出していくと共に手触り向上をおこなう。サンドペーパーをかけたら、またニスを塗る。それの繰り返しだ。
ここで手を抜くと仕上がりに差がでるので、丹精を込める事にする。
下ごしらえはこれで完了!次は仕上げにとりかかる。
仕上げの作業はワクワクしながら
ここまで来たら後は組み立てるだけ。プラモデルよりも簡単だ。
釘を使わずにビスで止めていく。
天板と脚組がそれぞれ組み立てれたらそれをドッキング!
強度を確保するためにL型金具を使用してドッキング。
完成である。
スタッフからの要望で電源を置く場所も作って欲しいとの事だったので、農業用の遮光ネットをハンモックのように付け、電源のベッドを作った。もちろん遮光ネットはメイクマンで購入可能だ。
実際にPCを置いた。
次は何を作ろうか
DIYの恐ろしいところは中毒性が有ることだ。
入り口にカウンターテーブル?
複合機横に用紙置き場?
新しい本棚?
夢は広がるばかりだが、撮った写真に写り込んだホワイトボードの落書きが、私を現実に戻してくれた。
こんにちは、篠原です。
今回はスタッフたちから買ってくれと言われ続けていた「検証機を置く台」を作ったというお話。